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『戦略コンサルタント』トップの実力

今一緒に働いてる上司は押しも押されぬ会社のエースで、将来世界を代表するトップコンサルタントになるんだろうなと思う。(というかそう言われている)

こんなもの書いてる暇があればアウトプットの一つでも出して来いよと怒られそうだけども、どうにも頭の整理がしたくて、外資系トップクラスの戦略コンサルタントは何が違うのかを書いてみようと思う。

少し多いけど、5つ。明らかに今まで出会ってきた誰よりも圧倒的に違う要素がある。あんまりダラダラ書くのもよくないので、サクッと。

1、圧倒的に本質をついてる...資料をレビューしてもらう際、二言目には「何が言いたいの?」「だから何なの?」がくる。よく言うWhyやSo Whatの深堀の回数が人より多いし、徹底してるし、物事の先の先の先まで見据えて話をしてる。だから時に会話してると「?」が100個ぐらい浮かぶ。もはや言ってることが謎に近い。でも、それはWhyやSo Whatを人より幾倍も深堀し、本質的な答えや伝えたいことを追及しまくっているからだと思う。

2、全体を捉え、ゴールをブラさず、ストーリーがある...上とかなりリンクしているけど、何の話をしていても、必ず全体像が明確。少しでも霧がかかっていたら、「それってどこの話なの?」「全体が分からないと迷子になる」「何の話をしてるのか分からない」と言う。例えばバイキングで、まずはどんな食事が並んでいるのかをぐるっと一周回って見るかのごとく、その話の全貌を明らかにする。そして手を付け始める。自分が好きだからといって、いきなり全体を見ずにクロワッサンから手を付けようものなら、烈火のごとくツッコミが入る。人の話を聞くときも、自分で説明するときも、常に全体像から入っているから、納得感もある。その上で「ここがゴールだ」ということを明確にしているからこそ、As is(現在地)とTo be(目的地)が分かって、ストンと話が腑に落ちる。そしてそれを繋げるストーリーまでこだわっているのは、言わずもがな。全体像とゴールを描いて、ストーリーがなければ片手落ちで、むしろ、きちんとゴールまで話を導いてあげて初めて全てのパーツが揃うということを、片時も忘れていない。

3、全てが完全にロジカルシンキングで構造化されている...コンサルなら当然だけど、まぁその質が違うということですね。ゼロベースで、常に自分の思い込みを排他し、「相手からどう見えるのか」ということを意識したロジカルシンキングと構造化が顕著。それはそうで、自分がOKなロジカルシンキングや構造化なんてただのマスターベーションで、自分が作ったものを誰かが見る、という最も大事なことがもう息を吸って吐くかの如く習慣になっているんだろう

4、早い...上記1,2,3が圧倒的に早すぎる。故に、話についていけない。

5、インプットの量がすさまじい(はず)...引き出しの数が多すぎる。何より圧巻なのが、それを臨機応変にいろんな話に混ぜ込むその柔軟性や話の融合性、そして4にあるスピードが群を抜いてる。圧倒的なインプットを、すさまじいスピードで組み合わせて、そして虹色のレパートリーかのごとくディスカッションやクライアントとのミーティングで繰り広げる。もはや芸者のようなべしゃり。

世の中は広いんだなと、心から感じる。こんなに頭の回転が速くて、言ってることの半分ぐらいが先を行き過ぎてて時に意味不明で、でも本質的な人に出会ったことがない。自分がこんな戦略コンサルタントになるにはもはや脳に積んでるCPUが違いすぎて口にすることすら恥じらいを感じるし、どちらかというと現場でビジネスを回す方が性分に合ってる自分からしたら、将来目指したいという訳でもない。それでも、こんなすごい人がいるんだなっていうのを肌で感じることが刺激になっている。すごい世界だ。