Family Business
日本では「親が経営者してる」って言ったら、なんとなく「金持ち一家」「苦労知らず」みたいな雰囲気が出るから、自分の親が経営者をしているということを言うのは、憚られるところがあるんじゃないかと思う。
でも、世界経済の約7割~8割を占めるのはFamily Businessで、日本の中小企業も約9割がFamily Businessっていうことも理解している。(だいぶアバウト。多分正確な数字をとればちゃんと出てくるだろうけど、手間なのでそれは割愛)
そして一番文化の違いと言えば、アメリカではFamily Businessはみんな誇りに持っているし、多くの人がFamily Businessを敬っているみたいである。
日系企業でいえば、当然世界のTOYOTAもそうだし、最近大きくなった企業でいえば星野リゾートなんかもFamily Business。
なんか勇気がわいてきたし、本当にすごいと感じるよね、自分の家族が会社を経営しているっていうことに。
一番大きな違いは、雇われ社長じゃないから、長期的な目線で会社を運営できる。そしてコミット力が圧倒的に違う。違うとかいう次元ではなくて、会社がつぶれたら全財産がなくなるから、もう死ぬ気で経営してる。
全財産を会社のためにつぎ込むし、負けられないレースが一生続くといった感じだろうか。
まだまだ自分にはそんな世界が見えないけど、もっと誇りを持とうと思う、Family Businessに対して。
そして、父親とこんなにも言い争いをして意見が合わなくて真剣にキレられたのも、Family Businessが故だろう。多分父親とは一生交わることのない感覚を持っているから、これからもずっとバチバチした戦いが続くんだろうなと思う。
基本は、「俺のやり方にこれ以上口出すな」でバッサリ切られるのも、なんとなく不完全燃焼だけど、まぁこれもFamily Businessだし仕方ないか。
正しさとか周りの意見じゃなくて、経営者による圧倒的なトップダウン。この意思決定の構造が、また一段とFamily Businessの色を濃くしていくんだろうな。